授乳で明け方に起きると、ベイビーを抱っこしながら窓の外をみる。 くすんだ空に太陽が昇ってくる。 夜明け前ってこんなに暗くて沈んだ色だったっけ? 朝焼けってもっと綺麗だよね? 今日はこんな色なのか… と眠い頭でぼーっとしながら眺めてた。 悲しいことが思い浮かんでくる。 もう会えない人、もう戻らない時間。 どこに行くんだろう。 みんな、わたしも。時間も。 赤と黒がどんどん光に溶けて透明になっていく。 いつのまにかパステルカラーのきれいな水色の空になる。 見慣れた冬の朝。 朝日は金色。まんまる。眩しいな。 昔、ライブで「朝日金色輝く」って曲をやってたの思い出した。 音源にしようとしたら、変なアレンジになってきちゃって挫折してそのまま放っておいてる。 歌詞も気に入らない場所がある。 サビもあんまり気に入ってない。落ち着かない。 今あるサビとは違う、もっとしっくりくる、違う展開がきっとあるんだろう。 発見されるのを待ってるんだろう。 そのうち完成するかもしれない。